赤土の民の暮らし

 

 

地元民の生活

 

 仏教と精霊信仰にはぐぐまれたカンボジア

クメール文化が花咲いた12世紀には数百もの寺院を建設

先祖の高度な技術力は今でもクメール人の誇り

内戦により様々な心のよりどころを破壊されるも

終戦後10数年 少しずつ自分たちらしさをとりもどしてきつつある

 

クメール人の90%が敬虔な仏教徒

その大黒柱である輪廻思想

〜 現世での功徳を積むことが来世へひきつがれる 〜

がカンボジア人の穏やかな気質を形成する

ズルをすることよりも 自分たちなりに一生懸命生きる

自分が主体な考え方のせいか、感情に非常にストレートという面ももちあわせる

東南アジア一 朴とつな民族

だからこそ内戦で苦しんでしまったというのが

彼らたちと触れ合っているとなんとなくわかってくるから不思議

ズル賢さとしたたかさが足りなかったんですなぁ (´ー`)y─┛~~

 

国民の大半が農業に従事 その労働力確保のために必然的に子沢山

市内で生活必需品を購入するためか

郊外からの足であるピックアップトラックには ぎゅうぎゅうに子供がのせられています

 

 

都市部で生活する人は観光業で生計をたてているのだろうか?

朝夕のラッシュ時にはたくさんの小型バイクで道路がうめつくされる

無秩序のようで彼らたちなりに暗黙の交通ルールが支配する大通り

6重・7重・対向車線はみだしはあたり前 時々逆走車

ミラーやウィンカーがない整備不良車が大半

ナンバープレートがあるバイクを探すほうが大変 Σ(゚д゚lll)

ミラーがなければホーンを鳴らしまくって “おまえらどけ” のサインを送り

ウィンカーがなければ手でサインを送る ← 自転車か!!?

車の流れはせいぜい30Kなのでそれなりに暗黙ルールが機能するのだろう

歩いての横断はこの流れのスキをついていく

信号もあることはあるが 信号が遠い 遠すぎる

ふいに来る逆走車に注意すればすんなりわたれます ヽ(´ー`)ノ

 

ちなみに道路にたばこの吸殻はまったくおちていません

砂や泥がひどく一見すっごく汚いようにみえる道路は

都市部にしては落ちているゴミも少なく 意外にきれいです

 

 

 

一般家庭の住居は 高床式のワンルーム

土からの恐ろしい伝染病や雨季の浸水対策  それに風通しをよくするための知恵

家のまわりにはヤシやバナナなどが植えられ(?) 防砂林 の役目をしている

その証拠に木は絵の具で塗ったようにまっ茶色

それでも家の中に入ってくる砂は半端ぢゃないらしいが (;'A`)'A`)A`)`))

どう見ても壁の板はすきまだらけなのだが、蚊は大丈夫なのだろうか?

蚊帳があるところもあるらしいが 基本的に野放しらしい

 

住人

核家族7−9人が住んでいる ← せまくないのか!?

家を守る犬3−4匹 & ねずみを捕るねこも家族の一員

外の井戸  数戸で共同のものもある

(井戸はNGOやWHOによるもの

これ見よがしに掘った団体の名前が書かれた看板がいたるところにある)

電気

自家発電機のあるところもあるが基本的になし

お日さまと共に生きる (*´Д`)

台所

外のかまど 燃料は薪

薪拾いは子供たちの重要な仕事のひとつ

シャワー

井戸水か泉  お湯はない

カンボジア人の体臭はひどくないので意外にきれい好きなのかも

トイレ

大自然の中  肥溜

寝具

家の中につるしたハンモック 床に直寝

稲作農業  砂糖ヤシから砂糖の精製

市内から仕入れてきたものや自作のものを売る個人商店 など

移動

集落内なら自転車・小型バイク

市内へは共同のピックアップトラック

 

バンティアイ・スレイから数分の集落にて

珍しい客に子供たちは興味深々 (・∀・)

 

あまった薪を売って生計のする足しに

いったい何人子供がいるんだ il||li(゚ロ゚;) il||li

 

伝統的な砂糖づくり

砂糖ヤシを何時間も煮詰めて砂糖を作る

 

舗装路は日本の援助するところが大きい

市内や遺跡はほぼ舗装が完了したが 郊外はまだまだ

日本のNGOが測量をしていました

 

灌漑作業? 道路工事? 水浴び休憩?

舗装されていないせいか 道路はぼこぼこ

地盤がゆるいところは板がわたしてあるだけの悪路

 

家の建材を運ぶ

自転車1台に4本 かなり無茶もしてくれますw

 

集落の個人商店 地元民向けと観光客向けがある

田んぼを耕すための大事な戦力

水浴びをさせて体を洗っています

  

 

都市の生活

 

 

シェムリアップのCHILDREN'S HOSPITAL@朝6時

子供が無料で診察をうけられるCHILDREN'S HOSPITALには朝から長蛇の列

ぞくぞくと列の後ろに人がつづくが

医者が何百人いたとしても1日で診るにはムリがある数

運営は各国のNGOやWHOからの援助

日本の旗も書かれていたので日本も援助しているのでしょう

今日診て貰えない子供たちは明日も並ぶらしいです@ショワール談

 

カンボジア人の対日感情は非常によい

道路の舗装のため たくさんの技術者・資金を贈っているからなぁ

カンボジア人も “私たちは貧乏です 援助してもらうのがあたりまえ

っていう気質が言動にちらほら見える

敗戦後の日本のように立ち直ろうという気概よりも 援助してもらっちゃえという

安直な考え方がこの国に暗い影を未来におとしている

産業がまったく発達せず 技術者も育たない

援助は必要だとは思うが 完成品や金を与えるだけでいいのだろうかと

間違った援助がカンボジアをだめにしているんではないか と 管理人は思うのです

一日でも早く カンボジアが国として自立できることを願ってやみません

 

 

 

ホテルから歩いて郵便局にむかう 距離にして700m

南北に走る道路は人通りも多く比較的安全だが

明るい時間ですら建物の影や裏手になる東西の徒歩移動は

危険な香りがぷんぷん 近くても足の確保をおすすめ

 

政府施設に必ず掲げられる3人の首相

フン・セン首相 サル・ケン内相 ノロドム殿下内相

独裁政治での失敗を教訓に3人で政治を動かしている

 

ポストオフィスは観光客でいっぱい (゚∀゚)ノ

切手を購入しようとするとにこにこと 記念切手 を出されるが

ポストカードは日本まで2200R なのに US$1!?

普通の切手がほしいとねばればしぶしぶ持ってきます

 

アンコールワット遷都の宇宙観で

聖なるガンジス川に見立てられているシェムリアップ川

市民の憩いの場かなぁと想像していたのにぃ

聖なる川のはずなのにぃ 現実は →

あまりの汚さに涙がぽろり (´Д⊂

公務員@政府の船 がゴミを拾っているけど 焼け石に水

 

 

それでは遺跡観光に出発〜 (・∀・)っ/凵⌒☆

 

     

inserted by FC2 system