勝利の門と死者の門

 

 

勝利の門&死者の門情報

 

場所

 勝利の門: 象のテラスの東1.5km 死者の門: バイヨンの東1.5km

入場料

 なし

創建時期

  &創建者

世紀

アンコール王

宗教

10C

ヤショ・ヴァルマンI

ヒンドゥ/シヴァ派

ラジェンドラ・ヴァルマンI

ヒンドゥ/シヴァ派

11C

ウダヤディティヤ・ヴァルマンII

ヒンドゥ/シヴァ派

12C

スールヤ・ヴァルマンII

ヒンドゥ/ヴィシュヌ派

ジャヤ・ヴァルマンVII

仏教

建材

煉瓦

砂岩(灰)

ラテライト

建築形状

平地式展開型

平地式ピラミッド型

丘上型

彫刻様式

発展期

完成期

円熟期

凋落期

 

 

四面仏が微笑む2つの門

 

  

アンコール・トムの城壁の東 大海に見立てた環濠には橋がかかる

欄干には従来モチーフによく使われていたナーガでなく ずらりと並ぶ神々と阿修羅の像を採用

目の前には “神がおわす都” であるアンコール・トムの入口を示す城門

象の上に乗る観音菩薩の四面仏がその穏やかな微笑みを来城者にむけているよう

かつて 戦いに勝利した兵士たちが凱旋したことから “勝利の門” と名づけられた

ここからまっすぐ伸びる道 “凱旋道” 1.5kmをパレードして

王のテラスで王に勝利を報告していたのだろう

 

アンコール・トムの地図をよくみると不思議なことに気づく

中心にバイヨンが建ち そこから四方十字に幹線道路が走る

北大門・西大門・南大門 ちゃんと十字と城壁がまじわったところにある

あれっ 入口にあたる東は!?

東大門というものは存在せず “死者の門” となっている

勝利の門は死者の門の北600mの位置!? いったいどちらが正式な入口だったんだ!?

十字の幹線道路はメール山(バイヨン)から世界へつづく道を象徴しているとなると

聖なる道を凱旋する兵士たちに歩かせたくなかったのだろうか?

宗教的解釈からしてバイヨンが天上の都であり 死者のみが入ることを許さることを意味しているのだろうか?

管理人の知識では真相にせまることはムリそうである orz

 

 

鼻で蓮の花をからめとる3つ頭の象

象のテラスにも採用されているモチーフ

 

 

勝利の門 裏側

アーチの上部が補強され レリーフが修復されている

 

 

 

勝利の門表 東側から撮影

今にもくずれそうな上部のアーチがひやひやもの

 

勝利の門は “生者の門” その南にあるもうひとつの門は “死者の門”

おなじモチーフをつかっているのかを確認したかったので “逝ってくれ” と頼む

頼んだときに渋った理由がわかったのは↑を見てからだったのは内緒

 

アンコール・トムで散々待ちぼうけをくらい

管理人に “おそ〜い” と愚痴をこぼしたあとにオフロードを逝かされるという仕打ち

かわいそうなTUKTUKドライバー ギン (´・ωヾ)

 

 

訪れる人がいない死者の門 静寂がつつむ空間

修復もままならないのか 倒壊寸前

下から上をみあげるとぱらぱら砂がふってきます orz

 

石材を少しずつせり出しで弧をつくる “せり出し技法

石でアーチをつくる難しさがひしひしとつたわってくる

一番よく残っている象の鼻は木枠つきかよ (*゚д゚) 、ペッ →

 

 

360°のパノラマを見に行こう プノン・バケン

 

     

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